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2014年01月31日

【7年ごとに見られる若者の変化した姿】第3回:肉食系女子は実は起業家である

7年ごとの若者の変化について、第1回目は女性の社会進出・実力社会の原点となったヤマンバギャル、第2回目は平和・平等主義の象徴である草食系男子について言及してきたが、最終回の第3回目は『肉食系女子は起業家』という内容で締めくくりたい。

肉食系女子という言葉は、草食系男子の対義語としてできた造語であり、もはや世の中に完全に浸透しており特別な扱いをされる言葉ではなくなった。むしろ、肉食的性質を発揮する女性が増え、このような女性が当たり前になってきたような印象を受ける。

肉食系女子とは、恋愛や趣味などに関わる行動が積極的である女子を表わしている。一般的に食という単ライオン恐竜などの獰猛な動物イメージを連想させやすい傾向があるため、押しが強いなどの印を持たれている。

肉食系女子という言葉が確立した社会背景だが、ウーマノミクス=「Woman(女性) + Economics(経済)」という造語があるくらい女性の労働力が重要視されている。その背景には、急速に進む少子高齢化や、日本の総人口の減少と出生率低下のため、生産年齢人口は半減する見通しであり、今後労働力を補うカギを握るのは、「女性の社会進出」とされている。

“Can Women Save Japan?” というIMFから発表されているレポートにも、出産・子育てで女性が仕事から離れてしまいがちな日本で、女性が再度仕事に就けるよう改善されると、GDPは上向くといった種々の指摘がされている。Source:IMF Working Paper

また、組織論でも女性比率が高まると組織のパフォーマンスが上がるといわれている。ソーシャル・センシティビティが男性より優れている女性がチームにいないと、たとえIQが高い人材が集まってもパフォーマンスは劣るのである。Source:Defend Your Research: What Makes a Team Smarter? More Women

そんな環境の変化において、女性の結婚観にも変化が見られている。かつての三高は「高学歴、高収入、高身長」で、女性より優れている男性が結婚対象となった。しかし、現在の3Kは、「価値観が合うこと」、「金銭感覚が一致していること」、「雇用形態が安定していること」と男性が女性より優れていることを求めておらずむしろ平等であることが好まれるようになった。

wedding この結婚観の変化についてだが、一昔前、結婚のことを永久就職ということが主流だった頃、女性にとって結婚が文字通り『就職先』だった。『就職先』と言われる限り、そこには「高学歴・高収入・高身長」といった自分にとって都合のいい条件を求めたのである。上司のように自分より能力・経済力が優れている旦那に巡り合うことが最高の幸せとされた。

一方、前述のとおり、社会環境の変化に伴い女性の社会的立場が変わると同時に現代の若い女性の結婚観も変化したのである。

もはや永久就職という考えは古臭く、社会進出が求められる中、結婚は『起業』と捉えられるようになったと思われる。そのため、起業する際のビジネスパートナー選びと、結婚のパートナー選びが同じような感覚となり、現代の結婚条件である3Kは、女性が起業する際にビジネスパートナーに求める条件と同じである。

彼女らにとって結婚とは、「家庭経営方針が一致していること」、「コスト感覚が一致していること」、「パートナービジネスが安定していること」という条件が揃った良きパートナーと対等に手を組み、同じビジョンに向かって家庭というビジネスを成功させることなのである。

男性は以前のように、女性を上の立場から引っ張ることが少なくなり、むしろ家事を手伝ったり、女性をサポートできるような、家庭経営におけるパートナーとしての役割を果たすようになった。My story

肉食系女子というと、一方的に攻めるイメージに捉えられがちだが、それは単に男性と同じレベルで積極的に社会でも家庭でも取り組もうとしていると言える。最近、女性の起業家がメディアで取り上げられることが多いが、プライベートの場面において『起業』活動を積極的に行っている女性がたくさんいるのである。今後、公私に渡り、アントレプレナー精神に富んだ女性こそが日本の発展に貢献するのではないだろうか。

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