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2015年04月11日

【年代別分析】年表編:M2層 35-44歳 男性

「各年代層の価値観やトレンドを分析することにより、年代層の有効なアプローチやチャンネルを理解する」ことを目的に連載新企画といたしまして「年代別分析」の投稿を開始いたしました。連載第一期は「各年代の時代背景の理解」にフォーカスした。

今回は1970年から1980年の間に生まれた男性を対象に彼らが育った時代背景を理解するため、彼らが生まれてから現在に至るまでの主な出来事を選出し、その出来事が彼らにどのような影響を与えたのか年表にまとめた。

1. 誕生(1970年代)「第二次ベビーブーム世代」
この年代の男性は、高度経済成長が安定を見せ始め、「日本万博博覧会」の実施や「マクドナルド1号店」がオープンするなど海外文化との距離が大きく縮まりを見せた時代の中で産声をあげた。この時代の多くの人達は日本の右肩上がりはこの先も続くものと信じており、その中で生まれた彼らは出生数が団塊世代の次に多く、今後の日本の「消費牽引組」と期待された。
図1

2. 幼少期(1970年代中-後半 5歳)「宇宙来襲」
彼らが幼少の頃は、スティーブン・スピルバーグ監督の「JAWS」やジョージ・ルーカス監督の「スター・ウォーズ」などの有名洋画作品の相次ぐ上映がなされた。そうした中、「スター・ウォーズ」をヒントに「宇宙人」をベースとしたアーケードゲーム「スペースインベーダー」が発売され、高大学生、社会人の間で人気を集めることとなる。
影響:彼らがもの心ついた時には「ゲーム」が当たり前のものとなっていた。
図2

3. 成長期 (1970年代後半-80年代前半 10歳)-「学歴信仰への反発」
彼らが小中学生となった頃、彼らの親は子供の将来が安泰になるためには学歴が重要であると考え、彼らを社会の勝ち組に育てようと「受験戦争」の激化が見られた。また、ドラマ「積木くずし」に象徴されるほどこの時代は「校内暴力」と「家庭暴力」が社会問題となっており管理教育も厳格になされることとなる。
影響:そのような親子愛に反発感情を頂いた人の中には、「ツッパリ」や「暴走族」といった不良に憧れる人が見られるようになる。これが後のマイルドヤンキーの源流となる。
図3

4. 青春期1 (1980年代中 16歳)「ファミコン世代」
彼らが高校生を向かえる頃は、家庭でアーケードゲームに遜色のないゲームが楽しめることが話題となり「ファミコン」ブームが巻き起こった。「スーパーマリオブラザーズ」や「ドラゴンクエスト」などの名作も相次いで大ヒットする中、高橋名人や毛利名人などファミコン名人として崇拝される人達も出現した。
影響:団地住まいが広く普及した中でのファミコンの登場は、自室への引きこもりを促し、他人への関心が軽薄な社交性が乏しい人格の形成を招くきっかけになった。
図4

5. 青春期2(1980年代後半 19歳)「サブカル世代」
彼らが大学生となる頃、「機動戦士ガンダム」のアニメ化に合わせて、ガンプラ(プラモデル)が発売されて以降、「ドラゴンボールやキャプテン翼」などの人気マンガの連載開始や「おニャン子クラブ」が大人気となるなど今でいうサブカルチャー時代の幕明けとなる。
影響:好きなもの嫌いなものに対する関心の度合いが極端に偏る「おたく」体質な人が多く生まれることとなる。
図5

6. 成人期 (1990年代 23歳)「貧乏くじ世代」
彼らが社会人となる頃は、社会が「バブル崩壊」による平成不況に陥り、就職氷河期時代を向かえることとなる。収入が安定しない人が多く見られる中、消費税引き上げにより消費の凍結化が進行した。
影響:運よく職についた人も先行きが不透明なため、「豪遊」や「贅沢」という言葉は影を潜める。

7. 成熟期1 (2000年代 30歳)「失われた20年」
彼らが家庭を築く頃は、バブル経済崩壊後の景気低迷打開に向けてあらゆる試行錯誤がなされたが結果が見えず形が残らない「ゼロ年代」となった。グローバル競争についていくのもやっとな時代に皮肉にも「ナンバー1にならなくてもいい」というフレーズが共感を呼びSMAPの「世界に一つだけの花」がミリオンヒットを記録した。
影響:人としてもキャリアとしても大きく成長が見込まれる時期にも関わらず、自身のことで精一杯となり視野が大きく制限されることとなる。
図6

8. 成熟期2 (2015年 44歳)「40過ぎたら普通世代」
バブリーな風潮を身近に感じながらも、バブル崩壊の影響を直接受けた団塊ジュニア世代。彼らはバブル世代のすぐ後ろを歩んでいたため、その「狂乱振り」を冷静に受け止めながらどこか「しらけた眼差し」で見ていたのかもしれない。消費牽引の立役者として思春期の頃までは華々しく期待されながらも、その後堅実な生活を送らざるをえなくなったこの世代は、いわば「天才子役が辿る人生※」とも呼べるに違いない。
※幼少期に「天才子役」と評価された子供は、大人になると「普通」になってしまう人が多い

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